発行日 :平成17年 1月
発行NO:No14
発行    :溝上法律特許事務所
            弁護士・弁理士 溝上哲也
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   【4】事務所の近況
新年おめでとうございます

こちらには2回目の登場となります、関川です。
さて、登場早々私事で誠に恐縮ですが…実は2004年末に退職させて頂く事になりました。
そんな訳で、今回は順番から行くと私の番ではないのですが、溝上先生から「置き土産に今回の事務所報を書いてはどうか…」 というご提案を頂き、今回は私が担当させて頂く事に相成りました。

最後の事務所報に何を書くべきか考えましたが、今回は、私の溝上法律特許事務所での2年半の思い出を振り返ってみる事にします。
多くの方に見て頂くHP上で、私の超個人的な思いを語って良いものかどうか、甚だ疑問ではありますが、私にはこの溝上法律特許
事務所に対する並々ならぬ思い入れがあり、自分の中での一つのケジメとして、またここでお世話になった全ての方への感謝も込め て、筆に任せようと思います。

私が溝上法律特許事務所を初めて訪れたのは、2年半ほど前の事でした。
私は、動物的勘が働くほうなので、初めて事務所に足を踏み入れた時から、なんとなく「ここは自分にとって居心地の良い場所だ」 という事を察知していたのでありました。
思い返してみると、人見知り&場所見知りがひどい私にしては、結構落ち着いていたような気もします。

しかし、今だから白状すると、私は面接の前日にほとんど寝ておらず、コンディションも最悪だったため、結果はあまり期待しない でおこう位に思っていたので、溝上先生から電話がかかってきた時は驚きました。
後から聞いた話ですが、なんと採用の決め手は、私一人だけスーツではなかったので、目立っていたとの事で(^^;)
その話を知った時は、ちょっと焦りましたが…
でも、あの日あのピンクのシャツを着て行ったのはきっと運命だったのでしょう!
(実際のところは、その日は6月にしては暑い日だったので、何も考えずにシャツ一枚でふらっと来てしまったのですが…)

そんなこんなで、初っ端からかなり危うい、私の社会人としての生活が始まります。
大学卒業後、初めて就職した私は、正に世間知らずを絵に描いたような状態だった事と思います。
コーヒーを電気コードの上にこぼし、事務所の電源を全て落とした事もありました。お茶っ葉をぶちまけた事もありました。
急須の蓋も割りました。
(世間知らずどうこうと言う以前の問題のような気もしますが…)
そんな私でも何とかやってこれたのは、やはりこの事務所だったからだと思います。

私は、仕事というのはどんな仕事であれ、誰のためでもなく、自分のためにするものだと思っています。
その思いは今も昔も同じですが、ただもっと純粋に、自分のした事が少しでも誰かの役に立っているとすれば、それはすごく
嬉しい事なのだというのを、この事務所に来て知りました。
私はこの事務所で初めて“働く”という事の楽しさを実感したような気がします。

こちらでお世話になっていなければ、今の私は無いと思います。教えて頂いた事や学んだ事、頂いた物ばかり多過ぎて、何も
お返しできなかった事が悔やまるばかりです。
ただ今は、月並みな言葉になりますが、ここで得た事を糧に自分のすべき事をやるのみだと思っています。

この事務所でもそうだったように、私は“人の縁”というものに非常に恵まれているようで、今までずっと周りの人に大事に されて、いつも誰かに支えてもらって今までやってきました。
今の私は、人に助けてもらうばっかりで、自分の足で立って歩く事もままならないですが、いつか自分がしてもらったように、 ちょっとでも周りの人の力になれればと思います。 

短い間でしたが、本当にお世話になり、ありがとうございました。

そしてそして!!私に代わって、新しく谷磨以子さんが入所されました!!
昨年の春に大学をご卒業された、23歳のかわいらしい女の子です。
とっても素直で初々しくて、見ているとなんだか微笑ましい気持ちになります。(^^)

谷さんに、事務所の感想を聞いてみました!

「事務所で働き始めて2週目が終ろうとしています。
初日の第一印象は、どの先輩もやさしい!!と思いました。
所内では、聞きなじみのない言葉が、多いので・・・戸惑っています。
ちょっとずつ、色んなことを覚えていこうと思います。
まだまだ分からないことだらけですが、よろしくお願いします。」

私は1ヵ月ちょっとしか一緒にお仕事できませんでしたが、谷さんのような方が来て下さったので安心です。
最初は戸惑う事もあるかもしれませんが、谷さんなら大丈夫だと思います。頑張って下さいね!

この事務所には法律特許事務所という場所柄、日々たくさんの方がいらっしゃいますが、 訪れた人の心が、前より少し軽くなっているような、そんな場所としてこれからもあり続けて欲しいと願っています。

それでは最後に…今年も皆様にとって素晴らしい一年となりますように、心よりお祈り申し上げます。
(H17.1作成: 事務経理部 関川 樹里)


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