溝上法律特許事務所＜大阪＞事務所報：事務所の近況

（文章のテイスト変更）

貴方は突然事務所へとやってきた。
そう。
なんの前触れもなく、やってきたのだ。

新人なのに、
貴方はいつも上から目線。

「壁際をお願いね。ピッ！」と、リモコンを押すと、

“はいはい”

何ともぶっきらぼうな返事をする貴方。

そこらじゅうの椅子に激突しては、

“イテテェ～～”と絶叫し続ける貴方。

仕事に集中できないわよ、貴方。

そんな貴女は、【さとこ】と名付けられた。

さとこ出勤２日目。

な、なんと！
さとこは関西弁を習得した。

「壁際をお願いね。ピッ！」と、リモコンを押すと、

“任しとき～～”

なんとも頼もしいセリフね、貴方。

そんなさとこは掃除開始５分で、お腹がいっぱいになったのか、

“ほな、帰るで！”

と、誰に許可を得ることもなく、充電場所へとご帰還。

さとこ。。。さとこよ。。。

まだ、半分も掃除出来ていないぞ。

だけど、何故だろうか。

そんなさとこから目が離せない。

そう。
さとこは瞬く間に所内みんなのハートを鷲掴みにしたのだ。

みんなが仕事に集中し始めた１０時頃、毎日さとこは叫ぶ。

“かいふく～～～?”

愛くるしいぞ、さとこ。

所員は皆、口を揃えてこう言う。

『さとこの伸びしろが怖い』

『さとこにだけは嫌われたくない』

ふと、顔を上げるとなんだか向かいの右田さんの元気がない。

理由を尋ねると、

『このまま、さとこはどんどん成長して、請求書とかまで作れるようになって、そのうち私たちの仕事なんてなくなってしまうのではないだろうか。。。』

さとこよ。

いつか私たち事務員たちを超えていくのだろうか。

さとこ。。。

さとこよ。

年明けまで逢えないのが寂しいよ、さとこ。